台湾の食事

台湾料理を出す料理店は、本格的な店舗を構える高級料理店だけでなく、ナイトマーケットなどに出される屋台がポピュラーな存在として親しまれており、これらの屋台を目当てに各国から観光客が訪れるほどである。物価が日本の6-7割なので、一日1,500円もあれば贅沢な食事ができます。小龍包、餃子、炒飯など日本人が大好きな中華料理はもとより、台湾ならではの地元料理もおいしいです。台湾料理以外にも海鮮料理から、軽食、ピザやパスタもあります。

タピオカミルクティー

大粒のタピオカパール(スターチボール)を入れた台湾発祥の飲料。タピオカパールをストローで吸い込む感覚と、くにゃっとした食感(台湾ではこれをQQ感と呼ぶ)が楽しめるのが特徴。おもに冷たくして飲むが、ホットのものもある。

 

一般的には砂糖を多めに入れたミルク入り紅茶に大粒のブラック・タピオカパールと氷を入れて混ぜ、タピオカパールの直径よりもわずかに太い極太のストローで飲む。店や地域によっては緑茶や烏龍茶でミルクティーを作ったり、熱帯の果物などを紅茶と一緒にミキサーにかけたり、暖かくして飲んだりと、さまざまなバリエーションがある。台湾では、写真のように持ち帰りしてもこぼれないようフィルムで密閉して客に渡すスタイルが一般的で、中国でも台湾の方式が浸透している。

 

 

小籠包(しゃおろんぱお)

中国本土、台湾、香港など中華圏全域と、世界中の中華料理レストランで食べられている中華料理。ひき肉の具を薄い小麦粉の皮で包んで蒸籠蒸しした点心。特徴として皮の中に具と共に熱いスープが包まれている。

牛肉麺(ぎゅうにくめん、ニョウロウミエン)

主に煮こんだ牛肉とスープ、小麦の麺からなる麺料理である。

起源を遡ることは容易ではないが、清燉風の牛肉麺は、回族による蘭州の牛肉拉麺に起源がある。紅焼風の牛肉麺の起源として最も有力なのは、台湾高雄市岡山区の空軍の眷村の四川籍の老兵が、成都の料理「小碗紅湯牛肉」を改良したというものである。現在、牛肉麺は各国の華人にとって普遍的な料理となっており、各地方によっても特色がある。インスタントラーメンの牛肉麺は、特に台湾では非常に一般的である。